※パーフェクトトップは鋼素材との相性が悪い
パーフェクトトップのデメリットについてですがパーフェクトトップは鋼を使用している素材との相性が悪く、鉄とも相性が悪いため金属製の住居や工場などの外壁などを塗り替えたりする際には適合していません。また、塗料自体に食いつく性質がないため塗装をする際、下地を処理する必要性があり、その下地を処理するプライマーなども同社が販売しているパーフェクトシリーズのプライマーを使用しなければならず、違う会社の下地処理剤やしたち処理塗料を使用した場合、塗料がうまく乗らないといった問題があります。
この問題についてですがこのパーフェクトトップシリーズは発売されてまだ年数が経っておらず、改良段階であり、主成分も他の水彩塗料と比べると、塗りやすく設計されており、塗りやすい分、下処理を専用の塗料で行わないと剥がれやすくなっています。またプライマーについてもパーフェクトトップがはがれやすいということを考慮して作られているため専用のプライマーを使用しないと十分な効果を得られません。
※水性塗料ゆえのデメリットがある
水性塗料にはメリットとして水で洗えば塗料が乾燥前であれば落とすことが出来るのがメリットなのですがこのメリットがデメリットに変わります。水性塗料は全シリーズ、他の会社の製品すべてを通しても雨に弱く、雨が降ると再度塗りなおしをしなければなりません。その理由は雨が付着した際、雨がしみこみ塗料を剥がしてしまうためです。
また気温により乾燥時間が変わり、乾燥時間については購入したパーフェクトトップの容器に書かれていることなのですが、温度が低い場合ですと最低でも8時間の乾燥時間が必要でその乾燥時間は手に塗料が付かない乾燥時間ですので完全に乾燥した時間ではなく、実際の乾燥にはどれくらいの時間がかかるのかについては分からないといったデメリットがあります。乾燥が十分ではない場合、剥がれ落ちたり手に塗料がついたりするといったデメリットがあり、ラッカーなどの塗料と比較した場合、乾燥に時間が掛かってしまいます。
※結露が発生した場合、塗料がぶつぶつに
水性塗料全般に言えることですが冬場などで結露が発生する条件化での塗装を行った場合、パーフェクトトップは水分である結露が付着した場合、その部位に水か浸透し凍ってしまいぶつぶつと戸そうめんが浮き上がってしまうというデメリットがあります。このデメリットに関しては水性塗料全般に言えることですのでパーフェクトトップに関わらずすべての水性塗料に言えます。
こういった場合は水性塗料ではなく、ラッカーやエナメルなど結露が発生しても大丈夫な環境下で使用できる塗料に切り替える必要があります。
※デメリットに目をつぶり塗りやすさを取るか塗料を替えるか
パーフェクトトップの塗料ですが水性であり安全性が高い上に、金属以外の壁面に使用する際の汎用性が高いため利用している大工さんや塗装会社の方々は多いです。ですがデメリットについては少なからずあり、デメリットに目をつぶり塗りやすさと安全性を取るか塗装の際の塗料を変えるかといった選択肢に迫られます。
ですが、パーフェクトトップ以外の塗料についてもデメリットがありまして例えばラッカー系の塗料は手に付着した際、専用の溶剤を使用しなければ塗料を落とすことが出来ず、また、その溶剤自体も手の表面を荒らし,手荒れを起こす原因になりますので注意が必要な塗料と言えます。
ラッカーには他にも塗りにくいというデメリットもあり、その点のメリットとしては塗った際、剥がれにくくプライマーなどの処理をしなくても一気に塗料を塗ることが出来る製品もありますのでメリットが無い塗料であるというわけではありません。
※大工さんや塗装業者の腕次第
パーフェクトトップやその他の水性塗料の塗りやすさについては水性塗料は壁の壁面に使用する際、ローラーで塗りやすくなっておりますがその分、下処理のプライマー処理をしなければうまく塗料が乗らないため大工さんや塗装業者の腕と知識が物を言います。
ラッカーとは違い塗れば塗料が引っ付くという商品ではないため、下処理の際腕と経験がない場合、パーフェクトトップやその他の水性塗料は外壁などに使用した際、塗料が剥がれ落ちやすいというデメリットが表面化しますので注意が必要です。
また、金属には使用できないという特性を理解していない業者さんに当たった場合にも同様デメリットが表面化しますので注意が必要になる塗料になります。
またパーフェクトトップにはファインパーフェクトトップと呼ばれる溶剤を使用するタイプがあるのですがこちらは金属に使用できない点は同じですがラッカー塗料とシリコン、フッ素塗料の性質を秘めた塗料なのですが問題としては塗りにくい点と多くの性質を秘めている分その塗料のデメリットも引き継いでいるためどうなるかが分からないというデメリットがあります。これにつきましては、ファインパーフェクトトップは最新塗料ということもありデータがないため業者さんでもどう扱ってよいのかが分からないという実態があります。